STSSのテニスノート

テニスのこと、いろいろ。

⑦低く短いボール

⑦低く短いボールの返し方。

このボールは、球種関係なく低く(ネットギリギリの高さで)飛んできて、ベースラインよりもかなり前でツーバウンドします。さらにツーバウンドするまでの時間がとても短い。なので、アッと思った時にはボールはツーバウンドしていて点を落とします。

このボールの厄介なところは、普通のラリーのボールと同じような雰囲気・空気感で突然やってきます。なぜなら、このボールは打とうと思って打っているボールではなく、普通に打ち返そうと思ったらたまたま低く短く行ってしまったボールなので、そのようなボールが飛んでくる気配は全く感じられません。本当に、えっ⁈、というタイミングでボールが飛んできます。

ではどうするか。とにかく反応を早くします。そのためには正しいスプリットステップが重要です。

スプリットステップとは軽くジャンプしてレディポジションの形で着地して構えることを言います。そして、正しいスプリットステップとは、着地のタイミングを相手のインパクトに合わせたものです。このタイミングを合わせるのは結構難しく、タイミングを合わせるためのレディステップなるものも存在します。錦織選手のフットワークをよ~く見てみるとスプリットステップの前にチョコチョコチョコと小刻みなステップをしていることがよくあります。これがレディステップです。機会があれば確認してみてください。この一連の動作ができると反応がとてもよくなり、低く短いボールだけでなく、前後左右の守備範囲が広がるので、ぜひ、試してみてください。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。