STSSのテニスノート

テニスのこと、いろいろ。

シングルススティックの立て方

夏休みはジュニアの全国大会が目白押しです。

8月第4週は全日本ジュニアが開催中。

平年は8月の上旬から中旬までの開催ですが、

今年はオリンピックの影響で下旬開催になっています。

 

さて、コートはシングルス・ダブルス共用コートなのでシングルスを行う場合はシングルススティックを立てます。

これはルールで立てることと決まっています。

以下、立て方です。

①ネットの真下のシングルスのサイドラインの「外側」から外側に向けて0.914mを測ります。たいていのシングルススティックには0.914mのところに切り欠きや線などで印がありますのでそれを使って測ります。

②①で測ったところにシングルススティックの中心がくるようにして、ネットを上に押し上げるような形で真っ直ぐ立てます。多くのスティックはネットのワイヤーをはめるための切り欠きがあるので、そこにワイヤーをはめます。スティックに切り欠きがある場合、切り欠きにワイヤーをはめてルール通りの高さになるので必ずはめてください。

シングルススティックを立てるときにネットを10cmくらい持ち上げなければならないので、ジュニアだと難しいかもしれませんね。

ちなみに、シングルススティックの0.914mを測る印は、ネットのセンターの高さ(0.914m)を測ることにも使えます。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

試合あるある(レット)

サービスがネットに当たってサービスエリアに入った時、そのサービスはやり直しです(サービスのレット)。

また、インプレ―中に何らかの理由(隣のコートからボールが転がってくるなど)でプレーの妨げになる場合、ポイントをやり直します(ポイントのレット)。

レットはセカンドサービスのレットを除き、ファーストサーブからやり直します。

例えば、ラリー中にレットをコールした場合、そのラリーがセカンドサーブから始まったラリーでも、やり直すポイントはファーストサーブから始めます。

ラリー中にレットをコールしたときに、次の状況が起こった場合は、レットは取り消されます。

①レットがコールされる前に打たれたボールが、コート内に正しく入らなかった場合は、そのボールを打ったプレーヤー・チームは失点する。

②レットがコールされる前に打たれたボールが、明らかなウイニングショットまたはエースとなった場合は、そのボールを打ったプレーヤー・チームの得点になる。

 

詳しくは JTA TENNIS RULE BOOK 2021 でご確認ください。

 

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試合でたまにあるある(ボールが相手コートに弾んでいく)

ゲームで自分のコートにボールが弾んだ後、バックスピンがいっぱいかかっていたりして、相手のコートにボールが弾んでいってしまうときがたまにあります。

この時はどうすればよいでしょうか。

正解は、「ネットの上を越えて相手コート側でボールを打ってよい」です。

ただし、ネットや相手のコートに触れてはいけません。

これはオーバーネットにはなりません。

なぜか?

相手が打ったボールがネットを越えて自分のコートにバウンドしているからです。

相手が打ったボールは、自分側のコートにバウンドした時点で有効打として成立していていて、相手の返球は完了しているからです。そのあとどこで打ち返そうが、ネットよりも相手側で打ち返そうが、ボールはネットを越えてこちら側に来てバウンドしているので、オーバーネットにはなりません。

ちなみに、ネットを越えてきたボールを打った後、ラケットがネットを越えて相手側に行ってしまってもオーバーネットにはなりません。ただし、ネットに触れたり、相手のコートに触れればこちら側の失点になります。

 

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試合あるある(相手のジャッジが怪しい)

引き続き雨が激しく降っています。

この度の豪雨で被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。

 

試合あるある二つ目は、ラインのジャッジです。

相手のジャッジがどうしても怪しいと感じた時はレフェリーまたはロービングアンパイアを呼んで対応してもらいましょう。

また、それとは別にルールをしっかりと覚えます。ルールを知らないと、相手と話し合おうにも何を話してよいかわからず、相手が間違ったことを言っても気づかないし、指摘もできません。

ボールのIN・OUTについて、JTA TENNIS RULE BOOK 2021には

・規則12 ラインに触れたボール・・・ラインに触れたボールは、コート内に正しく入ったものとみなされる。

・規則24 プレーヤー・チームの失点・・・C)返球が、入れるべきコートの外の地面にバウンドまたはバウンドの前に何かの物体に当たった時。

・コートオフィシャルの手引き>5 試合における審判方法の種類>チェアアンパイアのつかない試合方法>1.セルフジャッジの方法 2)・・・ネットより自分側のコートについて判定とコールをする。ボールがラインにタッチした時、ボールとラインの間に空間が見えなかった時、あるいはボールを見失って判定できなかった時は「グッド」である。ボールとラインの間に、はっきりと空間が見えた時は「アウト」または「フォールト」である。

と記載されています。これは、OUTとINは白いラインの外側の端が境界線であり、誰が見てもハッキリとOUTでなければOUTではない、インプレ―であるということです。

また、BMI=Ball Mark Inspection(ボールマークチェック)はクレーコートのみで行われ、セルフジャッジでも行われます。砂入り人工芝コートでは行われません。

以上のルールや対応の仕方を覚えて落ち着いてトラブルを処理し、その後のプレーに影響が出ないように心がけましょう。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

試合あるある(スコアわからなくなる)

雨が降ってます。大雨です。

西日本は災害級の大雨が降っていて、とても心配です。

 

夏休みは大会が多く、ほとんどのジュニアは連戦です。

真夏の熱い中、試合をすればスコアがわからなくなることが度々起こります。

そして揉めます。

スコア、ポイントが分からなくなったときは、

―――スコアがわからなくなった時は、双方のプレーヤーが合意できるスコアまでさかのぼり、それ以降のプレーで双方が合意できるポイントを足したスコアから再開する。合意できなかったポイントは取り消される。ゲームスコアが分からなくなった時も同様に処理する。再開する時のエンドとサーバーは、合意されたスコアに準ずる。ただし、ゲームスコアが訂正され、再開する場合のサーバーは、次の順のサーバーに交代しなければならない。(同じプレーヤーが2ゲーム連続サーバーになれない)―――

(JTA TENNIS RULE BOOK 2021 、204頁8))

という対応になります。

揉めたタイミングがマッチポイント終了後だった場合ものすごく厄介で、本当は勝っていたのにスコアを数ポイント戻された挙句、再開後負けてしまう、という目も当てられない悲劇に見舞われることもあり得ます。でも、これは、ポイント毎にスコアをコールして確認してからプレーを始める、という決まりを実行しなかったことでおきた結果であり、揉めてしまった場合どうしようもありません。

なので、自分の勝利を守るためにスコアのコールと確認を徹底して行いましょう。

 

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フリーズ

ジョコビッチさん(セルビア)負けました。

史上初の男子年間ゴールデンスラムは2024パリオリンピック以降に持ち越しです。

ジョコビッチさんを破ったのは、アレキサンダーズベレフさん(ドイツ)。

スコアは

ズベレフ○ 1-6・6-3・6-1 ●ジョコビッチ

ジョコビッチさん1stセットを取り、

2ndセット 2-2の第5ゲーム、ズベレフのサーブをブレイクし3-2とするも、

そのあと8ゲーム連取され、

その後も1ゲームしか取れず試合は終了しました。

ジョコビッチさん、突然フリーズするようなことが極稀にあります。

人が変わったかのように急にゲームが取れなくなります。

世界No.1でさえフリーズするのですから一般人はしょっちゅうフリーズします。

私にもそういう経験があります。

そこまでは良い感じで流れも来ていてスコアもリードしているのに、

突然ゲームが取れなくなることがありました。

きっかけとみられるポイントを落としたところから突然流れが相手に移り、

ゲームが取れなくなります。

あとから考えてみると流れが変わるあたりのテニスは雑だったと思います。

流れが来ているので雑な点の取りに行き方でも点が取れてしまうので、

どんどん雑にそして短絡的な考え方のテニスをしてしまいます。

これの厄介なところは、テニスの方向性はあっているので点が取れてしまい、

妙な安心感があるところです。

しかし、きっかけとなるポイントが相手に渡るところで、

そう、バブルがはじけます。

相手からしてみれば、この流れは嵐といっしょ、いつかは過ぎ去る。

そして、そのポイントを、嵐が過ぎ去ったポイントを取ったところから一気に流れを持っていきます。

フリーズの対策はただ一つ、

自分のテニスを冷静かつ客観的に評価すること。

何故ポイントが取れているのかをしっかりと分析し、

テニスにフィードバックすることで雑なプレーを防止します。

そして、そのまま勝ち切ること。

フリーズ負けをすると本当に凹むので気を付けましょう。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレッシャー

大坂なおみさん3Rで負けてしまいました。

「今大会はものすごくプレッシャーが大きかった」

初めてのオリンピック、しかも日本開催、そして金メダルへの期待。

そのプレッシャーは想像を絶するものだと思います。

それはなおみさんだけでなく、バーティーやシフィオンテクの早期敗退からもわかるように、トッププレーヤーにはとても重くのし掛かります。

また、4年に1度というのがさらにプレッシャーに拍車をかけます。

個人競技なのに日本代表という国別対抗団体戦のようなプレッシャーも覆い被さります。

一般人には無理です、とても耐えられません。

そう思うと、吉田沙保里さんや伊調馨さんなどのオリンピック3連覇、4連覇はもう神の領域です。

 

それとは別に、ソフトボールの金メダルは言葉では表現できないくらい素晴らしい。ソフトボールにもなおみさんと同じようなプレッシャーがかかっていると思いますが、それに加えて「次はない」というプレッシャー、これは大きな存在です。

その中よくぞ金メダルを獲得しました。

おめでとうございます。

 

オリンピックはまだまだ続きます。

楽しみですね。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。